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ヴァージニア日記

アメリカで過ごす中で、毎日感じたことを記します。

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そんな時代。

日曜日に教会のイヴェントがありましてね、そこで観たFROZENっていうディズニー映画、それがなかなか良かったんですよ。

哲の知りあいの方からそう聞いたのはもう1年以上前になるのだろうか。その時は、へぇ~なんて軽く聞き流し、映画自体のことよりも子供と一緒に映画を観ることが出来て良かったなぁ、、と日頃忙しそうにされているその方の楽しい時間を嬉しく思っていただけだった。

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その後、インターネットで、ニュースで、ラヂオでそして友人との会話で何度となく「アナと雪の女王が良い!」と見たり聞いたりし、そしてやっとその知り合いの方が言っていた「FROZEN」という映画が「アナと雪の女王」と一致した。それからまたかなり時間がかかったが、ふとしたことから日本語で歌われている挿入歌を聴き、そしてその歌の虜になるまでには全く時間がかからなかった

うわぁ、良い曲!!聴いていると元気が出てくる!

神田沙也加ちゃんの細いのびやかな歌声に魅了され、松たか子さんのたんたんとした歌い方に心打たれ、それからというもの、私はYOU TUBEでそれらの歌を楽しむ日々となった。挙句の果てには哲にも無理矢理聴かせ、キッチンでのマッキーはしばらくお休みにしてアナと雪の女王が私のキッチンテーマソングに変わった。

その後、無料で英語のCDが手に入り、それを聞きながら包丁を握る。そして「LET IT GO~ LET IT GO~!」と大きな声で歌いながら調理する楽しさと言ったら!こうして朝起きてから夜寝るまで、頭の中がすっかりFROZENになった私だが、「えいや!」と気合を入れないとなかなか映画は観れない性質だからいくら気に入った映画と言えどもなかなか観るチャンスを作ることが出来ない。そう、私は映画を観るのが苦手だ。映画館に行くとなると「途中でトイレに行きたくなったらどうしよう、、」とか「寒かったらどうしよう」から始まって、「怖くなってきても家で観る時のように逃げられないし」不安がたくさん付きまとうのだ。かといって家で観る時間も努力して作ることが出来ない。「そのうちにテレビでやるよ。」なんて哲も言うから、観るチャンスを作ろうともしていなかった。それなのに「FROZEN いいよねぇ。大好き!」なんて胸を張って言っている。毎日キッチンで歌っているからその歌詞から大体の内容を把握していたつもりだった。だから胸を張っていた。

そんな私にFROZENを見るチャンス勝手に訪れてくれた。それはチリ行きの飛行機の中だった。昔は機内の映画と言えば、大きな画面でみな共通、一回のフライトにせいぜい2度ほど上映されるだけだったが、今の飛行機の映画の数には驚きだ。好き勝手な時間に観ることが出来るのはもちろん、その数はおそらく50以上はあっただろう。映画を観ることに興味は無くとも暇つぶしに座席の正面のタッチパネルの画面を触り、どんな映画があるのかと冷やかしに見る。

あ!あった!あったよ、哲!

そして私はFROZNEを選ぶ。何か国語もある中から、まずは沙也加ちゃんの歌声を聴きたいと日本語で観ることにした。歌はもちろん楽しみ、そして流れる画像も楽しんだのだが私は予期せぬ衝撃を受けた。

えーーーー!!そんなのありーーー!!!

運命的な出会いをしたアナとハンス、

あのハンスが悪者だったなんてーー!


子供向けの映画と言えども「悪いことをすると最後には痛い目にあう」ということを教えるために悪者は必要なのだろう。今までのどのディズニー映画にも必ず「悪者」は登場する。でも、このハンスは今までの悪者と違う。大の大人の私がどうしてこんなにショックを受けたかというと、それはあの笑顔にまんまと騙されたからなのだ。

これはどうなの?悪者は必要だけど、大抵「あ、この人は悪者だ!」と分かる動作や表情がどこかしらにあるはずなのに、彼には全く無かったじゃないの!あの優しい目はなんだったの?

アナと雪の女王 (500x282)

ショックを持ったまた、次は英語版を観、どこかに「この人は悪ですよ」と言う示唆があるのではないかと、二度目の観覧はそれはそれは注意深く観た。悪者だと分かって見ても、彼が悪者だとは分からなかった。
ジャックバウワーが「隠れた悪」と奮闘する「24」ではないのだから、悪者を悪者と分からないようにする必要はあるのだろうか。私はアナ同様、ハンスに裏切られたような気持で胸が痛くなり、あの笑顔の中にどうしても偽りを見つけることが出来ないままでいた。

そして私は横で同じく映画を観ていた哲に言う。
ねぇ、これちょっとひどすぎない?子供はこれを見てショックを受けないのかな。あんなに優しい笑顔だったハンスが悪者だったなんて。
すると哲が言った。
今の時代、こんなに良い顔をしていても人を簡単に信用しては行けないという教訓なんだよ。
えーー!そうなのー?そんな時代になってしまったの!!

その衝撃的な出来事からもう1か月が経とうとしているのに、私はまだそのショックを消化できず、そして今まで素敵と思っていたハンス王子はもちろん悪者に見え、そして、ハンス王子の歌を沙也加ちゃんと舞台で歌っていた本当は悪者ではない堂本光一くんですら時が経っても「ひどい、あなたってひどすぎる」という目でみるようになってしまった。

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もともと映画は後を引きずるから苦手なのだが、これでは子供向けの映画もこれから用心して観なくてはならない。そんな私がチリからアメリカに戻る飛行機で選んばれた映画はドラえもんとなったのだった。

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COMMENT

●NO TITLE

ハルママさん、影響結構受けるんですね。なんだか、笑ってしまいましたよ(ごめんなさい)。だって、映画ですもん、と軽く観ている自分自身がもっと真面目に観ないとと、思ってしまったくらいです。
でも、台所で歌いながら料理するのは楽しいですよね♪ 私もラジオやCD掛けながら台所仕事するのは好きです。 

さて海外で訳された歌の「Let it go」ですが、世界の中で松たか子さんが一番評判良かったのだとか。日本人として嬉しいのですが、これは、歌詞を聴いた時に一番感情を表現するのに適していたのがたまたま今回日本語の歌詞だった、ということらしいです。 そうは言っても、松たか子さんの表現力の素晴らしい事に間違いはないと思いますが。 日本語を知らない海外の人たちが日本語版の「ありのまま」が一番良いと思うというのも不思議です。

私は大画面で観る価値と興味が無いと、なかなか映画館へは行きません。専らDVDです。実話を基にした物が好きなんですが、ドラマやその他のものもよく観ます。最近では「42」(「24」とは無関係ですよ)とか。実話だと息が苦しくなる様な作品が多いですが、見応えはあります。クリント・イーストウッド監督作品は好きです。時間も足りない中で観るのも難しいですが、ちょっとした家族の楽しみです。

●kourajiさんへ。

kourajiさん、


こんにちは。
そうなんですよ、結構どころか、私はそのまんま何でも影響を受け、夢に出て来てしまうのです。
映画はもちろん、ちょっと見た怖いCMなどでも出て来てしまうので、観ないように心がけています、、。
私は一日中音楽が必要な人なんですよぉ。
普段はクラシックを軽く流し聴いているのですが、キッチンに入る時は私は「自分の大好きな仕事!」と大好きな曲をかけて、気持ちを盛り上げるのです♪

松たか子さんのLET IT GOのお話、海外でも評価を頂いているんですね!
嬉しいですね!
LET IT GOをリズムと共に訳すのは難しかったでしょうね。
日本語の方が良いな、、と思う部分と、英語の方が良いな、、と思う部分のある歌たちでした。

kourajiさんは実話に基づいた映画がお好きなんですね。
私は以前は時々映画を観たのですが、今はさっぱり、、。基本的に悪者がいる映画は嫌いなので、一番好きな映画はビリーエリオット、日本語ではリトルダンサーと言うみたいです。
随分前の映画ですが、これはおそらく30回は見て、台詞も覚えました。

クリントイーストウッドさんの映画、どんなものをご覧になっているのでしょう。

こちらにも度々のコメントを本当にありがとうございます。

SACHIKO

コメントお久しぶりです。
でも相変わらず楽しみにいつも読んでますよー!

もうコメントせずにいられずに思わず体勢を整えたとこです笑

私はハンスが出てきた時に「なんだこいつはぁー」ってなったパターンですよ。
「あぁこのままハッピーエンドになるなんて!」って思ってたんです。
そしたらクリストフが出てきて!!
「あぁクリストフが王子さまなら(ToT)」って心底思ってたらniceなハッピーエンドだったってわけです。

これをうち旦那さまに教えたんだけどいまいちわかってもらえず
「だって!こんなもみあげの奴なんて信用ならない」って言ったら
もっとわかってもらえず( ノД`)…
こんなすぐ結婚しようとするなんておかしいじゃないかぁーーと叫んでおりました笑

ただ単に私がクリストフの方がタイプだったってことかもしれないですけどね♪

●アイリさんへ。

アイリさん、

お元気でいらっしゃるかなぁ、、と時々のぞき、毎回ひぃちゃんの海辺のセクシーショットを楽しんでいます♪
お忙しいのに読んでくださっていてありがとうございます。
そして、お時間を割いて、体勢を整えてパソコンに向かってくださりありがとうございました!

アイリさんは最初から「うさんくさい」と思っていたんですね!!
見る目がありますね!!
確かに確かにアイリさんにそう言われると、あのもみあげは怪しいですね~。
私もクリストフが出てきた時には「どうしてもう一人男性が?三角関係??」と不思議には思ったのですよぉ。
クリストフのピュアな感じ、隠れた優しさが好きだったので、あぁあ、、、とは思っていたのですが、、。

見る目のあるアイリさんのご主人様はクリストフのようにさぞかし素朴な優しさを持った方なんでしょうね♪

お忙しいのに楽しいコメントを書き込んでくださりありがとうございました!

SACHIKO

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