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ヴァージニア日記

アメリカで過ごす中で、毎日感じたことを記します。

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くちごたえ。

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手に職を持ったご主人や奥様を持っている方に会うと良く「羨ましい。」と言ってしまう。和食のシェフを持つ奥様に「あぁ、羨ましい!」、マッサージ師の奥様を持つご主人に「あぁ、羨ましい!」。でもそう言うと多く場合、「家ではしないのよ。」「家内は私のいうこと聞かないから」などの返事が返ってきたりするものだ。

私は天邪鬼で、素直に「人の言うこと」を受け入れられない時がある。それは特に「人」でも「家族」の場合だ。同じことでも他人から言われれば素直に頷くことが出来るのに、家族から言われると善意だと分かっていても「分かってる!」なんて強気に反抗したりする。あぁ、子供の時、良くママに「分かってる!」と言って、「口答えするな!」とパパに叱られたなぁ。

私は人の話を聞くのが好きだ。それは自分が無知で、経験不足だからということもあるのかもしれない。自分の知らない世界の話を聞くのが好きで、だからペラペラといろいろなことを話してくれる「おじさん」や体験話を話してくれるような年老いた「おばあさん」と一緒にいるのが好きなのだ。人の話を真に受けて信じない人もいるだろうが、私は「すぐに信じる」タイプだと思う。そして、おそらく他人には「素直」な方だと思っている。へぇ、そうなんですねぇ~、と、なんでも鵜呑みに出来るのだ。

さちこ、これしておいた方が良いよ!
分かってる!
さちこ、この漢方、さちこに効くと思うんだ。
ふぅん。
さちこ、あの薬飲んだ?
飲んでない。
飲んだ方が良いよ。
、、、、、、、。

我が家には、人が羨むような「手に職を持っている」優秀な先生がいる。私はその人を心から尊敬している。会社員を辞め、勉強し、そして新たなフィールドへ飛び出したその人をずっとずっと影ながら、、と言って楚楚とした妻を演じたいところだが、そうではなく、表立って、大きく手を振ってフレーフレーと応援してきた。それではそんな尊敬する人の言葉をどうして素直に受け入れることが出来ないのだろうか。これが家族と言うものなのだろうか。

数か月前から哲はワシントンDCに住む日本人向けのコミュニティ無料新聞に連載記事を書くこととなった。「体に優しい東洋医学」というそのシリーズは今まで5回連載された。記事を提出する前に、最終チェックとして私が記事を読ませてもらうのだが、多少の訂正はあっても「我が夫ながらなんて分かりやすく書いているのだろう!」と毎回「素晴らしい!」の一言と花丸をあげている。頑張って勉強していた時代を共に過ごし哲と寄り添って来たから、東洋医学とはなんぞか分かっているつもりだが、改めて文字になって読むと「そうなんだぁ」と思うこともあり、添削を義務に思いながらも毎回楽しみにしているのだ。それはあたかも「物知りおじさん」から話を聞き、へぇ、そうなんですねぇ、すごいですねー!と心から感動するあの素直な自分のように。

さちこ、これしておいた方が良いよ!
分かってるぅ~!

それではなぜ、実際に目の前にいるその尊敬すべき人に、パパの言葉を借りれば「くちごたえ」するのだろうか。

その尊敬すべき人は私と異なり、仕事と家庭のメリハリを上手につけることが出来る。家のドアを開けた瞬間、いや、おそらくクリニックを出た瞬間にもう頭と心は切り替わり、家に着いたら即効だらりとリラックス出来るのだ。家にいる限りそのペースは崩さず、記事の原稿の締め切りですら私が気にし、「書かなくて良いの?」と突く日々。「あ!忘れてた!もうすぐだ!」という返事も良くある。そんな一面も違った意味で尊敬するが、そんな家でのその人に、オレンジ色のスウェットを履き、整髪料も付けずにもっさりとした頭をしたその人に「この漢方、さちこに良いと思うんだ」と言われても、、、。

「物知りな人」だって、家に帰れば哲のようになるのだろうが、その人と過ごす時間は少ないからそんな機会は垣間見れない。人は外見では判断できないと言っても、それを見ていないから、きっと素直に鵜呑みに信じることが出来るのかもしれない。

それに、面と向かってでは無くて、文字となって書かれたものには、不思議に説得力があるものなのだ。しかもその記事の横にはお義母さんも「哲宏の“ 白衣姿 ” ホント カッコいいよね❗️」とメールに書いて来てくれるくらい「ホント カッコいい」先生の写真。その先生の言葉となると信じざるを得ないだろう。

謎が解けたような気がしたが、それでは一体どうしたらよいのだろう。とりあえず、上野先生、知識を文字にして記事を書いてまた読ませてください。

そう言えば明日締切でしょ?
もう書いたの?

まだ。

そんな先生の最新の連載は こちら から♪
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