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ヴァージニア日記

アメリカで過ごす中で、毎日感じたことを記します。

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かっこいい人。

日本ではどうだったのだろう。

近所の方には引っ越した時に挨拶に行っていたから、おそらくその時に自己紹介し名前を聞いていただろうし、それに日本には表札というものがあるからそうでなくても名前は分かっていたのだろう。夕食の時の「今日の出来事」会話では「~さんがこんなこと言っていたよ。」とか「~さんをあそこで見かけたよ。」などと話していたのだろう。

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私達が住むエリアは都会に近い田舎。おそらく本当の田舎に住んでいる人からみたら立派な都会なのかもしれない。都会だからなのか、それともアメリカが周りの人のことにこだわらないお国柄なのか、私達が住む建物は仲の良い近所付き合いをしているのに、実は苗字、名前とも知らない方がたくさんいる。

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犬を通して知り合う時はまず犬の年、名前、そして犬種を聞くことをきっかけに付き合いが始まる。ついつい人間の名前を聞くのは忘れてしまい、相手の人からも大抵聞かれない。だからその後、仲良く談笑したり、遠くからでも手を振ったりするのに、哲と私の間では「デイジーちゃんのママ」「マーリーのママ」「チャーコールのママ」と彼女たちは呼ばれることになる。

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子供がいる場合も犬と同じで、子供の名前は聞くのに親の名前を聞くのを忘れてしまう。もう4年以上住んでいるのに未だに「ベンのママ」は「ベンのママ」で、「アリアナちゃんのパパ」は「アリアナちゃんのパパ」。先日招待されたベンのお誕生日パーティーでベンのおじいさんと話す機会があり初めて、ベンのパパの名前、おじいさんの息子の名前がアンディだということが分かった。

犬を飼っていなかったり、犬の名前が分からなかったり、もしくは会話をしたことが無い人の場合は厄介に思えるが、そんな時には私と哲の間ではいつの間にかあだ名がつけられる。「ハルの嫌いな黒い犬を持っている人」とか、「下に住むインド人」「愛想の無いあの家族」などだ。これらの呼び方は具体性に欠けるように思われるが、さらに具体性に欠ける呼び名、でも私達の中ではクリアにその人を特定する呼び名で呼ばれている人がいる。それは「あのかっこいい人」

我が家の建物の1階に住んでいるその「あのかっこいい人」は、一度は哲の患者さんにもなったらしいが、大分前のことだから哲は名前を忘れそのままとなり、いつでも私達は「あのかっこいい人」と「あのかっこいい人」を呼んでいる。彼はそんなあだ名をつけられているなんて知らないだろうし、知ったら喜ぶだろうに。

そしてふと考える。自分が挨拶し会話しているのに名前を知らない人がこれだけいるのだから、相手にとっても同じこと。一体自分はなんと呼ばれているのだろう。

おそらく「あのアジア人」とか「白い犬を連れていつも歩いている人」なのだろう。

夏を迎え、午前から日差しが強くなってきた。ハル散歩にもちろん私は日傘片手に出かける。すると遠くから「あの黒い犬のお兄さん」がやって来た。以前、この人には「なんで傘なんてさしてるの?雨なんて降ってないじゃん!」「雨は降ってい無くても日差しが降っているの!」「どこに!!??お日様なんて出てないじゃん!」と笑われたことがある。

その「あの黒い犬のお兄さん」は私に気づいて遠くから手を振り、大きな声で「君のことすぐ分かったよーー!その傘でね!!」

おそらく彼にとって私は「雨が降っていないのに傘さしてる人」なのだろう。

ハルとクルミを連れて歩く。皆、私の呼び名を変えなくてはならなくなるだろう。「あの黒い犬のお兄さん」も。

ハルとクルミを連れていたらもう日傘はさせず、だからこれからは「小さな白い犬を連れている人」でも「雨が降っていないのに傘さしている人」でも無く、「似たような白い犬を二匹連れたあの散歩ばかりしてる人」となるのだろう。

さぁ、今日もみんなに挨拶しながら出かけよう。

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COMMENT

●黒井家

Ha-ha.  帰国後、南房総市でも同じ現象でした。ちょこちょこ知らない村人と30分そこら井戸端会議はするものの互いに名前は不明。私の場合、クロイ-->黒井 となり、私の苗字は「黒井」と思っている村人も大勢いました、たぶん今も…。でも都会ではそんなことはめったにありません。もともと知らない人と挨拶することすらありませんから。

●黒井さまへ。

由美さん改め 黒井さま、

こちらのブログも読んでくださりありがとうございます!
由美さんも同じ現象なんですねぇ。
確かに確かに、クロイちゃんという名前はアメリカでは可愛い名前として当たり前に分かりますが、日本では「どうしてクロイ?」と思うのでしょうね。
由美さんの本当の苗字よりも難しくないので、黒井さんと覚えてしまう方が多いのでしょうか。

viennaで由美さんと自己紹介出来て、こうしていまもお付き合い出来てラッキーでした♪

コメントをありがとうございます!

ハルママより

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