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ヴァージニア日記

アメリカで過ごす中で、毎日感じたことを記します。

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勿論、、世界一。

親と言うのは、例え自分の子供が「可愛くなくとも」我が子が一番可愛いと思っているのだろうということは、いくら子供のいない私でも頭で理解していた。

お母さんと電話していた。もちろんその時の私達の最重要会話事項は犬のアダプション。TRUVYという犬に出会ったこと、そして気に入り申請書を出したことを告げていた時だった。

どんな犬と聞かれ、お母さんが好きな靴、ハッシュパピーのあの犬ですよ!と告げると、お母さんは「お母さんの靴はほとんどがハッシュパピーの靴なんだよ。」と嬉しそうに言った。

Truvyはそのハッシュパピーの犬種、バセットハウンドと日本では珍しいレッドヒーラーというオーストラリア原産の牛を追いかける犬の血が入っていると言われている。

「あ、でもお母さん、私達がすぐに気に入ったからと言って、ハルみたいに一般的に『可愛い』子では無いんですよ。何とも地味ぃな顔をした子なんですよ。」

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初めて会った時のあのTruvyのぬぼーっとした表情を思い浮かべながらも、でもそれをもうすでに恋しく思いながら付け足した。

「だってハルだって、一般的に言ったら可愛くないじゃない。お母さんと美佐はハルを見ているから可愛いと思うけれど、お父さんなんて『あの犬、可愛いのか?』なんて言ってるよ。」

そうだった。私には子供がいた。いつかピノキオのように人間になったら、、と思ったこともある犬、人間のような犬、ハル。どの親も例え自分の子供が「可愛くなくとも」我が子が一番可愛いと思っているのだろうということは頭で理解しその上で、一般的に見ても、客観的に考えても、「ハルが一番可愛い」と自然の法則、歴史の事実のように決まったことだと思っていたのだ。だから私がお母さんのその言葉を聞いてびっくりしたのは当然だろう。

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「えええ!!!お母さん!!ハルは可愛いんですよ!」
そんな私の勢いある言葉に
「ほら、だって、、、、可愛い犬っているじゃない。」
とたじろぐお母さん。
そっかぁ、日本では綺麗にトリミングしてリボンを付けている可愛い犬が多いからかぁぁぁ。
「お母さん!!!!こちらではああいう犬が、こういう犬が、ハルみたいな雑種が可愛いとされ、人気なんですっ!!」
と私は鼻息が荒くなった。

電話を切っても、自分がいかに「親」の目でハルを見ていたのかということを知らされ、「ねぇ、哲、ハルは可愛いよね!一番可愛いよね!」と同じく「親の目」を持つ哲に聞く。同意を得たのはもちろんだが、それでは意味がないだろう。

翌日、お母さんからメールが来た。タイトルは「勿論、、世界一!」
「ハルが一番! 勿論ハルが世界一です。やはり例え一週間か十日位でも、ハルと一緒に過ごしたので、
私も美佐もハルが一番で、よーく二人でハルの事を話題にしています。
ハルの表情がなんとも人間的で、顔を見ているとそれだけで安らぎます。」


お母さん、鼻息荒くしてしまって大人げなくすみませんでした。
誰でも自分にとって「世界一」の相手を選び結婚するのだろうが、だからと言ってその相手が一般的に「世界一」とは思わないのに、なぜか子供に関しては、一般的に「世界一」と思ってしまう。
哲は「私にとって」世界一だと思うが、誰にとっても世界だとは思っていない。でも、きっとお母さんは、「哲が世界一の息子で、美佐ちゃんが世界一の娘」だと思っているのだろうな。そしてハルのことも孫として「世界一」と思ってくれていることが分かり、たとえ歴史上の事実のようでは無いとしても、それで十分嬉しかった。

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ということで、はい、ハルはやっぱり世界一。
どうしてこんな可愛い生き物が存在するのが信じられない!とハルの寝姿を見ては思う今日この頃。

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